初々しく始めます。
Q32-0(例題)
日本一高い山は富士山ですが、世界一高い山は何でしょう?
A32-0
エベレスト
このような「ですが問題(パラレル問題)」の前半部分だけ書きますので、後半部分を推理して答えをあててみましょう。5問連続で出題します。(答えは最下部に掲載)
Q32-1
金星の呼び方で、東の空に昇るのは「明けの明星(あけのみょうじょう)」ですが(後略)
Q32-2
スキーを滑った後に残るのはシュプールですが(後略)
Q32-3
海外渡航に使用する書類で、旅券はパスポートですが(後略)
Q32-4
一般的な事実を前提として特定の結論を出す方法は演繹法ですが(後略)
Q32-5
日本の昔話の主人公で、川から流れる桃から生まれたのは桃太郎ですが(後略)
(↓以下、答えです↓)
A32-1
宵の明星(よいのみょうじょう)
(問題全文)
金星の呼び方で、東の空に昇るのは「明けの明星(あけのみょうじょう)」ですが、西の空に沈むのは何というでしょう?
【解説等】
ジャンルは理系学問。
月と同じく満ち欠けする天体として知られ、外合(地球から見て金星が太陽の真後ろに来ること)した時は「新金星」、内合(地球と金星が太陽と一直線上になること)した時は「満金星」となります。
A32-2
トレース
(問題全文)
スキーを滑った後に残るのはシュプールですが、スケートを滑った後に残るのは何でしょう?
【解説等】
ジャンルはスポーツ。
シュプールはドイツ語、トレースは英語からの由来です。
他のウィンタースポーツと異なりスキーだけが「ボーゲン」や「シェーレン」などドイツ語由来が多い理由は、明治時代末期に日本がドイツ語圏のオーストリア=ハンガリー陸軍からスキー技術を教授され、そのまま用語として定着からという説が有力だと言われています。
A32-3
ビザ
(問題全文)
海外渡航に使用する書類で、旅券はパスポートですが、査証は何でしょう?
【解説等】
ジャンルは社会。
パスポートは自国から、査証は渡航先から、それぞれ発行・裏書される証明書です。
A32-4
帰納法
(問題全文)
一般的な事実を前提として特定の結論を出す方法は演繹法ですが、特定の事実を前提として一般的な結論を出すのは何でしょう?
【解説等】
ジャンルは文系学問。
最近流行っているロジカルシンギング等でもお馴染みかと思います。賛否両論ありますが、ビジネスシーンで自分の意見を押し通したいのであれば演繹法をお勧めします。
というのは帰納法だと前提となる特定事実を全て網羅するのは(よっぽどの時間と予算が無ければ)困難で、必ずといっていいほどライバル等に前提の反例をあげられてしまいます。
演繹法の場合であれば、最初の前提にちょっとした裏づけさえ盛れば正当性を主張できちゃいます。論理破綻をあばかれない限りは。
A32-5
瓜子姫(うりこひめ)
(問題全文)
日本の昔話の主人公で、川から流れる桃から生まれたのは桃太郎ですが、川から流れる瓜から生まれたのは誰でしょう?
【解説等】
ジャンルはライフスタイル。
表題としては『瓜子姫と天邪鬼』も散見されますが、問題文中に主人公と指定していますので、今回は「瓜子姫」のみを正解にします。
瓜子姫はストーリー後半から伝承された地方によって全く異なるのが特徴的で、中にはかなり凄惨なものも。
ここには記しませんが、知りたいという方は自己判断での検索をお願いします。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。